ビジュアルアイデンティティとコーポレートアイデンティティの関係について

ビジュアルアイデンティティとコーポレートアイデンティティの関係について

ビジュアルアイデンティティ（VI）とは、企業のイメージや世界観、コンセプトを視覚的に表現することを指しますが、その基盤となるのがコーポレートアイデンティティ（CI）です。
CIは、企業が掲げる理念や事業内容、ビジョンなどを体系的に整理して、統一感がある企業イメージの構築を計画していくことを指します。
統一感がある企業イメージを世間に広く展開することで、認知や企業的価値の向上を図ることができますが、CIはVI・MI・BIの3つの要素で構成されます。
MIとはマインドアイデンティティ、BIはビヘイビアアイデンティティの略で、前者は企業として目指すべき姿や存在理由といった企業理念を、後者は企業理念を達成するための具体的な計画や行動を意味しています。
以上がビジュアルアイデンティティとコーポレートアイデンティティの関係性となりますが、VI・MI・BIの3つの要素に一貫性を持たせることで質の良いCIを構築でき、認知度向上や企業価値の向上につなげることが可能となります。

ビジュアルアイデンティティとMI・BIの違いとは

ビジュアルアイデンティティとは、企業のビジョンやコンセプトをデザインして視覚化することです。
企業やブランドのロゴの制作やキービジュアルの制作などが一例です。
視覚は人間が受け取る情報の中でも8割を占めるとされており、企業の価値をビジュアルで示すことで、企業理念や価値を強く伝えることができます。
ビジュアルアイデンティティはコーポレートアイデンティティの一つであり、他にもMI・BIが存在します。
MIはマインド・アイデンティティを略した言葉です。
企業が目指す理想や理念を統一すること指し、企業文化やスローガンを決めるための軸となります。
BIはビヘイビアアイデンティティを意味します。
企業理念を実現させるための具体的な方策を示すものです。
どのような事業でどのような戦略を取り、どのような理想を実現するのかを定義します。
ブランディングを行う上ではビジュアルアイデンティティは重要ですが、MI・BIも意識して取り組むことが必要です。